自動リボ払いは買い物で楽天カードを利用したとき「一括払い」で支払いをしても、自動的にリボ払いに変更になる支払い方法です。
楽天カードは入会するときはもちろん、入会した後でも「自動リボ払いへ登録しませんか?」と誘ってきます。
便利そうだから、いつも勧めてくるからと言って、楽天カードの自動リボの仕組みを知らずに登録してしまうと怖い思いをするかもしれません。
「楽天カードの自動リボ払いの何が怖いのか?」をこれから詳しく解説してきます。
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目次
楽天カードの自動リボ払いは何が怖いのか?
僕の仕事の後輩A君は楽天カードの自動リボ払いで、実際に怖い思いをした経験がありました。
後輩の体験例を実際に聞いてみて、楽天カードの自動リボ払いって気を付けないとやっぱり怖いなと思ったのは次の4つです。
- 自動リボ払いになっていると知らずに借金を作ってしまう
- 毎月支払いをしているのにリボ残高が増える、高額な手数料を払っていた
- 勝手に自動リボ払いになっていた!?
- 自動リボ払いのキャンペーンや特典を絡めた斡旋メールがある
それぞれの項目をこれから詳しく解説していきます。
①自動リボ払いになっていると知らずに借金を作ってしまう
A君は楽天カードの支払い方法が自動リボ払いになっているとは知らずに、気づいたらリボ残高が10万円を超えていました。
楽天カードはA君にとって、初めてクレジットカード。毎月いくらに利用したかは把握していませんでしたが、毎月支払いを欠かすことはありませんでした。
ただ楽天カードを使い続ける中で気になったのは、「今月は使いすぎたな」と思ったときでも支払額がいつもと変わらなかったことです。
「なぜだ」と思っても、「クレジットカードの支払いなんてこんなものだろう」とあまり気にしていなかったそうです。
いつもより多く引き落としされている!?
A君の毎月の楽天カードの支払いは毎月1万円ちょっとでした。
ところが、楽天カードを使い続けて半年くらい経過したとき、いつもより多く楽天カードからの引き落としがあることに気づきました。
その額は倍の2万円以上ありました。
「いつもよりも多く引き落としされているなぜだ?」と思ったA君はようやく利用明細を確認したんです。
ここで初めて支払い方法が自動リボ払いになっていることを知り、リボ残高が10万円を超えていることを知りました。
A君の毎月の支払いが1万円ちょっとだったのは、自動リボ払いの設定を1万円にしていたからです。
引き落としが2万円以上になった理由はリボ残高が10万円を超えたからです。
楽天カードはリボ払いの残高が一定額を超えると自動的にリボ払い払いの支払い額が増えるようになります。これを残高スライド方式と呼びます。
リボ払いは借金することと変わらない
A君は知らずに自動リボ払いに登録をしていて、結果的に10万円の借金を作ってしまいました。
借金という意識はないと思いますが、リボ残高10万円というのは借金です。なぜなら手数料という利子をつけてカード会社に支払うのは、借りたお金を返すのと同じことだからです。
リボ残高が増えて返済ができなければ督促状や電話来ることもあります。最悪の場合は給与の差し押さえもあります。
このように知らずに借金を作ってしまう可能性があるのも自動リボ払いの怖いところです。
②毎月支払いをしているのに残高が増える、高額な手数料を払っていた
A君は楽天カードに入会するときに、手数料がかかることなどをよく確認せずに自動リボ払いに登録していました。
自動リボ払いはどんなに楽天カードを利用して買い物をしても翌月の支払額がほぼ一定です。「一定」ではなく「ほぼ一定」という表現をしているのは、リボ残高によって手数料が違うからです。
リボ払いの設定額以上に楽天カードを利用すればリボ残高は増える!
A君は毎月1万円とちょっとを支払っていたので、楽天カードの支払いは毎月できていると安心していました。

もちろん、A君は1万円ちょっとの「ちょっと」がリボ払いの手数料であることには気づいていませんでした。
実際には、A君が楽天カードを利用していた金額は1万円くらいのときもありましたが、2万円、3万円利用していた月もありました。
もちろん、自動リボ払いにしているから、毎月1万円以上楽天カードを利用すれば、リボ残高が増えていきます。
単純に考えると月に2万円利用すれば、1万円以上残高は増えるし、3万円利用すれば2万円以上残高が増えます。
A君はリボ残高が増えているとは知らずに自動リボに登録したまま楽天カードを利用していたんです。
リボ払いの手数料は年利15%!
A君は毎月のようにリボ残高が増えていたから、手数料も毎月増えていきました。
楽天カードのリボ払いの手数料は年利15%です。リボ残高に応じて翌月の手数料は変わってきます。
リボ残高 | 支払い金額 | 元金(設定額) | 手数料 |
10,000円 | 10,125円 | 10,000円 | 125円 |
20,000円 | 10,250円 | 10,000円 | 250円 |
30,000円 | 10,375円 | 10,000円 | 375円 |
40,000円 | 10,500円 | 10,000円 | 500円 |
50,000円 | 10,625円 | 10,000円 | 625円 |
60,000円 | 10,750円 | 10,000円 | 750円 |
70,000円 | 10,875円 | 10,000円 | 875円 |
※参考値です
毎月1万円ずつリボ残高が増えていけば、手数料もこんな感じで増えていきます。本当に1万円ちょっとなので自動リボと知らなければ毎月の利用額の違いくらいにしか思わないかもしれませんね。
しかし、A君はリボ残高が増えていって、10万円を超えてしまったんです。手数料まで払っているのに借金が増え続けるという悪循環です。
自動リボ払いだと知らないまま毎月の設定額以上に楽天カードを使い続けると、借金だけが増え続けることになります。
これって怖いことだと思いませんか?
③勝手に自動リボ払いになっていた!?
楽天カードは自動リボ払いになっていても「残高が増えていますよ!」なんて警告はありません。だから、自動リボになっていることに気づきづらいのも事実です。
A君は勝手に自動リボ払いになっていたのかもしれないと言っていました。確かに「勝手に」なっていたのであれば、リボ払いをなかったことにできそうです。
しかし、楽天カードは勝手にリボ払いになることはありません。本当にリボ払いだと気づかずに自動リボ払いに登録をしていたんです。
参考記事⇒楽天カードは勝手にリボ払いになるの?誘いに乗る前に知るべきことを解説!
「勝手に自動リボ払いになっていた」と感じるくらい、いつの間にか自動リボ払いに登録してしまうこともあるから怖いですね。
④自動リボ払いのキャンペーンや特典を絡めた斡旋メールがある
僕も楽天カードは使っていますが、「自動リボ払いに登録しませんか?」と言う案内がメールで届くことがあります。
僕はリボ払いで怖い思いをした経験があるから、「自動リボ払い」にはどんなに魅力的なキャンペーンや特典であっても絶対に登録しないと決めています。
しかし、自動リボ払いのことを知らない方が、キャンペーンの案内を受けるのは怖いなと思います。
楽天カードの自動リボ払いにメリットはあるのか?
クレジットカードの支払いは一括払いにするのが基本です。なぜなら、一括払い以外の支払い方法には手数料がかかることがあるからです。
一括払い以外の支払い方法で手数料が高いのがリボ払いです。残高がゼロにならない限り永久的に手数料を支払い続けることになります。
自動リボ払いに登録すれば、一括払いにしていてもリボ払いへ変更になります。楽天カードの運営会社にとってみれば、自動リボ払いにしてくれている会員は毎月手数料が入ってくるからありがたい存在です。
だから、楽天カードは積極的にリボ払いを勧めてきます。楽天カードは年会費無料で持つことが出来るし、ポイントも貯まりやすい反面、リボ払いには気をつける必要があります。
楽天カードの事情を理解すすれば、なぜリボ払いを勧めてくるのかが分かりますよね?
ポイントプレゼントや特典を付けてでも、自動リボにしてくれる会員を増やしたいんです。
正直言って、自動リボ払いにはほとんどメリットはありません。自動リボは楽天カードを使えば使うほどリボ残高が増えていく仕組みです。
毎月の支払額が一定になるとはいっても、その裏でリボ残高(借金)が増えていくことを知りましょう。
もちろん、楽天カードをあまり利用しない、余裕があるときにリボ残高を一気に返してしまえば問題はないのですが、そこまでして自動リボにする必要性があるのか?よく考えてみましょう。
リボ払いは本当に支払いに困ったときに利用する手段です。日常的に利用するものではありませんよ。
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実はこんな感じで、「クレジットカードの限度額=リボ払い可能枠」でないクレジットカードも存在します。
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