クレジットカードを使い過ぎて「今回だけ」とリボ払いを使いたくなるときってありますよね。
でも、リボ払いは安易に使うと危険です。なぜなら、金銭感覚が麻痺してリボ払いが止められなくなってしまうから。
僕は最初に「今回だけ」と思ってリボ払いを使っていました。ところが、あっという間にリボ残高が100万円になってしまったんです。
リボ残高が100万円にもなるとクレジットカード会社に返済する金額も大きくなり、僕は生活がかなり苦しくなりました。
この記事は、僕がリボ払いで地獄に落ちてしまった体験談です。
この記事をお読みいただく上での確認事項
- この記事で例示している解決の結果は、借入条件・取引状況により個人差があります。必ず例示のような結果になるとは限りません。参考例として読んでいただければ幸いです。
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【借金減額診断】の流れや相談内容とは?リボ残が100万円になった僕の事例
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目次
【体験談】リボ払いで地獄に落ちるまで
リボ払いを使うのが当たり前になった原因は転職失敗で収入が激減したから
僕は大学を卒業してから、ずっと健康食品会社の営業として正社員で働いていました。7年くらいはずっと順調で、手取りも月30万円くらいあって日常生活に困ることはありませんでした。
ところが、異動で相性が合わない上司と同じ営業チームになったことで僕の人生が狂い始めたんです。
普通に仕事をしているのに上司の叱責やパワハラがひどくなり、あまりにも理不尽なことが続いて、精神的に追い込まれていくように…
月の休みは5日あればいい方で、下手したら10連勤も普通にあり、ほとんど休みもありません。精神的にも体力的のも疲れてしまいました。
「この会社はもう限界…もっといい会社があるだろう」と思って、30歳になるころ転職活動をしました。
次に入った会社は損害保険の営業会社でした。営業経験があり少しは自信があったのですが、新規でお客さんを開拓しなければならずまったく思ったようにはいきませんでした。
契約のノルマに達することができずにたったの8か月でクビになりました。僕は一人暮らしだったから、生活もあるし遊んでいるわけにもいきません。
そして、仕方なく工場勤務の仕事を派遣でやることになりました。これが「リボ払いを始めるきっかけ」になったんです。

工場の仕事を始めて日常的にリボ払いを利用するようになった
工場の仕事は営業と違って精神的には楽でしたが収入が毎月の収入は30万円から15万円くらいにまで大幅に減ってしまいました。
本来であれば月15万円の収入を基本にして生活すれば良かったんですが、手取り30万円のころの金銭感覚が基本になっていて、なかなか生活の質を下げることができませんでした。
独身の一人暮らしということもあり、遊びにお金を使うことがなかなかやめられません。営業会社を辞める前に貯金が100万円ほどあり、足りない生活費は貯金で補っていたんです。
しかし、100万円の貯金もあっという間になくなりました。生活費を補うためカードが利用できるお店では、クレジットカードで支払いをしてリボ払いをするようになりました。
飲み代やその後の遊び代をカード払いにして、後からリボにすることもありました。今思えばホントにやばいことをしてたなって思います。お金がないんだったら、身の丈に合った生活をすべきでした。
「リボ払いにすればクレジットカードを使っても大丈夫だ」という感覚が、この時点で芽生えていました。

リボ払いを使うことに抵抗はなかったのか?
「リボ払いにすると支払いが楽になるからいいな」と思ったのが最初に使ったときの感想でした。だから、その後日常的にリボ払いを使うことにまったく抵抗感はなかったんです。
実は、最初から生活に困ってリボ払いを使ったわけではありません。工場の仕事をする前に一度だけリボ払いを使ったことがあって「いざというときはリボがあるから大丈夫かな」思ったことがありました。
最初にリボ払いを利用したのは、工場で働く前に行った旅行代金の5万円。大学を卒業し就職してからまとまった休みはなく、旅行に行く機会もありませんでした。
工場で働けることは決まっていたので、気晴らしに沖縄にでも行ってみようと思ったんです。もちろん旅行代金はクレジットカード支払いをして一括払いの予定でした。
ところが、5万円を一気に払ってしまうと手元に残るお金が減ってしまう。しばらくは収入が不安定になりそうな不安もあり、5万円をリボ払いにして翌月のカードの支払いを抑えようと考えてしまったんです。
シミュレーションをしても大丈夫だと思えた
リボ払いにすると手数料が高いからもったいないと言う知識くらいはありました。ただ、どれくらい手数料を払うことになるのだろう具体的には分かりませんでした。
そこで僕が利用しているカード会社で、沖縄旅行で使った5万円をリボ払いにするとどんな支払いになるのか?シミュレーションをしてみることにしたんです。
すると、元金を1万円ずつ返して手数料が年利15%のときの結果はこんな感じになりました。
回数 | 支払い額 | 内元金 | 内手数料 | 支払い後残高 |
1 | 10,000円 | 10,000円 | 0円 | 40,000円 |
2 | 10,620円 | 10,000円 | 620円 | 30,000円 |
3 | 10,476円 | 10,000円 | 476円 | 20,000円 |
4 | 10,361円 | 10,000円 | 361円 | 10,000円 |
5 | 10,230円 | 10,000円 | 230円 | 0円 |
6 | 106円 | 0円 | 106円 | 0円 |
シミュレーションをした結果、手数料の負担は毎月数百円、6回で終わると分かりました。それで、5万円をリボ払いにしても手数料もたいしたことないしすぐに返せるだろうと思って、リボ払いを利用しました。
本当に今回だけのつもりでした…
ギャンブルでリボ残高が膨れ上がった
そこで利用したのがリボ払いだったんです。一度のだけと思っていましたが、楽になった感覚が忘れらずまた使ってしまいました。
その後は、「(スロットで)負けてもリボ払いでなんとかなる」と金銭感覚がめちゃくちゃおかしくなっていたんです。
クレジットカード会社のあとからリボがすごく便利でした。ネットで簡単に一括払いからリボ払いへ変更できるので、毎月のようにお金が足りなくなったらリボにする繰り返し。
「カードで支払う予定の携帯代をリボ払いへ変えれば、1万円は余裕ができる。また、スロットができるやった!」こんな思考回路になるなんてもう地獄でした。

リボ払い残高が一気に100万円になった
ついに、リボ払いの残高が100万円まで、一気に増やしてしまうことが起きました。それが、ビジネスセミナーでした。
大学時代から付き合っていた友人に誘われて、ビジネスで成功するまでサポートし続けるという自己啓発セミナーに行ったんです。
工場で働いてはいましたが、いつかはここから抜け出して稼いでやると野望を持っていました。信頼する友人の誘いだったので、セミナー代はかかるけど人生を変えるつもりで参加してみました。
2泊3日のセミナーで、代金は37万8千円。これをクレジットカードで支払いました。もちろん一括は無理だからあとからリボ払いに。
利用残高は一気に増えてしまうけど、成功すれば一気に返せるしそれまでの自己投資だとものすごく意気込んでいました。
しかし、ビジネスセミナーを受けただけで、簡単に成功できるほど現実は甘くありませんでした。
「セミナーで学んだことを活かして、必死で努力すれば結果は後から付いてきます」なんて言われました。結局自分次第じゃないか…と言うのが、僕の率直な感想でした。
セミナーを受けても現状を劇的に変えられるような結果は出せず…リボ残高が一気に膨らんだだけでした。
そして、いつものようにリボ払いを使っていたら、リボ払いの残高が100万円に達してしまい、僕はこれ以上リボ払いはできない状態になりました。100万円に達するまで1年はかかりませんでした。
リボ残高が100万円になると、利息(手数料)や返済期間はどうなるでしょう?それは気が遠くなるほどの数字です。
まさに地獄|リボ残高が100万円になったときの利息が半端ない

リボ払いの残高が、100万円になって月々の支払額は2万円を越えていました。元本の支払いよりも手数料のほうが多いんです。
限度額に達したカード以外にもクレジットカードを持っていて、そのカードを使えばリボ払いはできるけど、今の生活を改めないと完全に破たんすることが想像できました。
100万円の残高をシミュレーターを使って計算してみました。今後一切リボ払いは利用しないで返済だけをしたらあと8年4カ月かかって、手数料だけで60万円も支払うことになるという現実に、気づかされました。
初めてシミュレーターを使ったときは、月々数百円の手数料だけで済むと思っていました。
しかし、今回の計算で100万円というリボ残高の重みを知ることになったんです。こうなったのも、自分の欲を抑えられなかったこと、なんとかなると言う甘い考えが原因。
このままではリボ地獄から抜け出せずに本当にやばいことになる。カードだけじゃなく、サラ金にも手を出して、返せなくなって、借金取り追われる人生になるんじゃないか・・・簡単に想像できて、恐怖で背筋が凍り付いたのを覚えています。

気づくの遅ければ、2枚目3枚目のクレジットカードでリボ払いを繰り返し、リボ払いの残高が数百万円になって、さらに借金地獄は続いて自己破産になっていたかもしれません。
いや、もっと怖いことになっていたかもしれません。たまに、闇金のドラマなんか見てしまうとゾッとするし、今でも本当に笑えません。
リボ払いは簡単にできるけど、返済は簡単ではありません。本当に大きな借金を作ってしまう原因にもなります。自分の欲求を制御できなかったらリボ地獄へ突入間違いなしです。
そもそも、なぜリボ払いがやばいのでしょうか?その真実は、『リボ払いがやばいのはなぜ?経験者にしか分からない本当の理由』で分かりますよ。

リボ払いで借金地獄になるのはこんな人【要警戒】
リボ払いを上手に利用する人もいると思いますが、僕のように借金地獄になる恐れがある人もいます。「こんな人は要注意」ということで僕の体験から分かったことをまとめます。
リボ払いで支払いが楽になって本当に良かったと思ったことがある

大きな金額を支払うはずが少額で済んだと言う感覚になり、リボ払いをして一時的に楽になることはありますよね。しかし、これがリボ払いで一番危険なところなんです。悲惨な末路が待っています。
5万円の旅行代金をリボ払いにして、支払いは楽になりましたが…一度リボ払いを覚えてしまうと金銭感覚が麻痺して抜け出させなくなりました。
だから、自分の意思でコントロールしないと誰も止めてくれません。
「まだ、リボ払いにしても大丈夫だろう、大丈夫だ!」と自分に言い聞かせて、毎月ネットであとからリボにしていました。
毎月楽になりたいために悪魔がささやいてくるような感覚が芽生えてしまったら要注意です。
リボ払いのシュミレーションで手数料は大したことないと思ったことがある
しかし、シュミレーションは一度だけリボ払いをして、残高がゼロになるまでリボ払いを一切利用しないことを前提としたものです。
「一度だけリボ払い」「残高がゼロになるまで絶対に利用しない」と決められない人は気を付けてください。
リボ残高に対して返済額が少ない

リボ残高が100万円まで行ってしまった理由の一つに、毎月の返済額が少なかったことあげられます。
僕が利用していたクレジットカードは、残高がどんなに増えても毎月の支払い額を「1万円+手数料」で済ませることが可能でした。1万円はリボ残高の支払いに充てられる部分です。
手数料が1万円を超えることもありました。残高が増え来たら毎月の支払い額を上げたり、繰り上げ返済をするのが通常です。
でも、僕は毎月の支払い額が増えるのが嫌で、安い支払いを維持していました。このように、毎月の支払い額を低くしていると残高が増えやすいので注意が必要です。
【リボ地獄になる前に】どうしてもリボ払いの返済が苦しいときにできること
リボ払いで増えてしまった残高は自力で返済するしか方法がないんですよね。クレジットカードに「リボ払いをなかったことにはして」とお願いしても無駄だと思います。
自転車操業を続けるだけで、根本的な解決にはなりません。
僕は返済が難しそうになったときに借金の減額診断を利用してみました。借金の減額診断は司法書士や弁護士が行っているサービス。
無料でリボ払いの返済がいくら減るかを教えてくれます。また、どんな解決策があるのかも無料で相談できるんですよね。
減額診断をして今までのモヤモヤとした状態から解放されました。
「だから、おすすめです…」
なんて言われても、減額診断なんてあやしいですよね。
僕も同じ思いでした。「おすすめなんで試してみてください」と言われても、不安しかないと思います。
良かったら『僕が体験した【借金減額診断】の流れや相談内容を解説|本当に無料だった?』をチェックしてみてください。読んだあとで、「やるか?やらないか?」を決めても遅くはありませんよ。

「リボ払いでちゃんと支払いしていたのにどうして?」って思いますよね。
実はこんな感じで、「クレジットカードの限度額=リボ払い可能枠」でないクレジットカードも存在します。
【ショッピング枠とリボ可能枠が違う例】
こんなクレジットカードでリボ払い可能枠を超えてしまうと、一括請求になってしまうんです。
もし、一括で支払いできないと、クレジットカード会社から督促が来たり、給与が差し押さえられたり最悪のケースも考えられます。
でも、ある救済の仕組みを使えば、一括請求を回避できる可能性があります。しかも、利息がなくなり、トータルの返済額が減ることもあるんです。
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デメリットも分かるので、リスクを知ってから検討するのもありですよ。