こんにちは、オクムラです。
「携帯電話を近々機種変更したい。でも、審査に通るか心配…。クレジットカード会社にリボ払いの残高があるから」と職場の後輩が僕に相談をしてきました。
最近は、10万円を超えてしまう高額なスマホもあるので、一括払いで購入するのは難しいですよね。携帯電話会社はそれを分かって、分割払いでの契約を勧めてくるわけです。後輩が不安になる気持ちはよく分かります。
そこで、今回はクレジットカードのリボ払いの残高と携帯電話の審査について調べてみたので、詳しく解説したいと思います。
この記事をお読みいただく上での確認事項
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目次
リボ払いは携帯電話の審査にほぼ影響しない!

先に結論を申し上げると、クレジットカード会社にリボ払いの残高があっても携帯電話の分割審査への影響は、完全にゼロではありませんが「ほぼない」と言っていいでしょう。
なぜなら、携帯電話会社があなたと割賦契約を結ぶとき、信用情報で確認するのは、「過去の支払いの遅延や滞納など金融事故がなかったかどうか」だからです。
クレジットカード会社にリボ残高があったとしても、毎月遅延なく、しっかりと支払いをしているのであれば、「リボ払いをしている」と言う理由だけで、携帯電話の審査に落ちると言うことはあまり考えられません。
なぜ、個人の信用情報が分かるの?
過去の支払い履歴や金融事故が分かるのは、CICなどの個人信用情報機関にあなたのことが登録されているからです。docomo、au、ソフトバンクなどの携帯電話会社は、ここに登録されているあなたの信用情報を参照して、割賦契約を結ぶかどうかを決定します。
CICとは、経済産業省が指定する個人信用情報機関です。携帯電話会社だけではなく、クレジットカード会社やローン会社も、CICの情報をみてあなたの状況をチェックしています
つまり、あなたのお金の支払い情報をいろんな会社が共有して、あなたがどこまで信用できるかを判断することができるというわけです。
ちなみに、携帯電話会社は、分割払いの契約(個別信用購入あっせん契約)をするときは、必要な情報をCICなどの信用情報期間に登録しなければなりません。
これは「改正割賦販売法」という法律で決まっているからです。「勝手に人の情報を登録するな」と言ったところで、携帯電話会社はどうすることもできないのでご注意を。
CICに登録されている主な情報は、次の項目です。
- 携帯電話の分割状況
- 支払い状況
- クレジットカードやローンなどの利用状況
- 支払いを遅延した場合、その事実も記載される
携帯電話の審査に落ちてしまうのはこんな場合!

そして、信用情報に次のようなことがことが記載されていると、携帯電話の分割審査に落ちてしまう可能性が高いです。
- 携帯電話の料金を滞納したことがある
- 携帯の機種代金の滞納
- 奨学金の滞納
- ブラックリストに入っている
- クレジットカードの支払いに問題がある
- クレヒスホワイト
携帯電話の料金を滞納したことがある
分割払いをしている機種代金は、携帯電話の利用料と一緒に請求されることがほとんどです。携帯電話料金の滞納をすることは、機種代金の滞納と同じことです。携帯電話会社から、督促が来ても支払いがない、さらに強制解約になったことがあると審査に落ちてしまうでしょう。
もちろん、docomoからソフトバンクのように他社への乗り換えでも、信用情報は共有されています。携帯電話会社を変えても、審査に通るのは難しいです。
奨学金の滞納
日本学生支援機構(JASSO)から奨学金を借りていて、3カ月以上の滞納がある場合は特に注意が必要です。JASSOは2010年に全国銀行個人信用情報センター(KSC)に加盟しました。
奨学金を3か月間滞納すると金融事故として、KSCに登録されていまいます。KSCの奨学金滞納情報は、CICにも情報を共有しています。なので、KSCに加入していない携帯電話会社にも、分かってしまうんです。
ブラックリストに入っている
自己破産や借金を減額する任意整理などを行っていた過去があれば、ブラックリストに入ってしまいます。
クレジットカードの支払いに問題がある
クレジットカードの支払いが、遅れたり、滞納が続いていると、支払いに難があると携帯電話会社に判断されることがあります。この場合は、審査にも不利になってしまいます。
クレヒスホワイト
信用情報をみても、クレジットカードの支払い実績がないと、クレヒスホワイトとなります。ホワイトだったら、一見するといいように思いがちですが、実はネガティブな情報となります。
- 過去に金融事故があり、クレジットカードを持っていないため、信用情報がない
- クレジットカードを持ったことがなく、支払いの実績がないので、判断ができない⇒信用できるか分からない
と言う判断となり審査に悪影響になります。ここまでが、携帯電話の審査に通らない主なケースです。
ちなみに、リボ払い情報は、
- 契約年月日
- リボ残債
- 年間支払い見込み額
- 支払い遅延の有無
などが、個人信用情報機関に登録されています。しかし、携帯電話会社がリボの残高があるという事実を知ったとしても、過去の携帯電話の支払いなどに問題がなければ、審査に落ちる可能性は低いです。
リボ払いが携帯審査に影響しないと安心するのは危険!

ここまで、クレジットカード会社にリボ払いの残高があっても、携帯の審査への影響は低いことを説明してきました。
とは言っても「リボ払いをしてても分割契約はできる。良かった。」と考え安心するのは非常に危険です。なぜなら「リボ払いをしているという行為そのもの」が危険だからです。
「本当にお金がピンチで、クレジットカードの支払いをリボ払いにしてしまった」
「利用は1度だけで、今は残高を減らすことだけに専念している」
リボ払いはこのような使い方をするのが理想的だと僕は考えます。
リボ払いはクセになる
リボ払いにする行為が「1度だけで済む」ことはほぼありません。
「クレジットカードをリボ払いにしたら、支払いが楽になって助かった」
「お金が足りなくなったらいつもリボ払いにしている」
こんな感じでリボ払いは返済している最中でも、また追加でリボ払いにする可能性が高いです。本当にクセになりやすいです。
リボ払いには「今月もリボにしてしまえば、楽になれるぞ…」と悪魔がささやいてくるような常習性があります。
気づいたら、パソコンでクレジットカード会社の会員ページにアクセスをして、「一括払いをリボに変更」なんてことざらにあります。
関連記事⇒リボ払いがやばいのはなぜだ?経験者だから分かる理由をまとめて語ります!
行きつく先はリボ天井!

リボ払いを繰り返し利用していると、返済しているのは手数料(利子)がほとんどで、残高の減りがどんどん遅くなっていきます。
行きつく先は、利用限度額一杯のリボ天井。そして、返済ができないと、カード解約で、残債の一括請求になる可能性もあります。
返せなければ、金融事故として、ブラックリストに載ります。
ここまでくると、携帯電話の分割払いなんてできないし、それ以上にローンが組めなかったりと悪影響が出てきます。
僕はカード解約にはなりませんでしたが、利用限度額の100万円までリボ払いを繰り返したため、返済に追われた経験があります。
お金がないとこんなにも精神的に追い詰めてられて、情けない思いをするものだと、あの頃は自分が嫌になりました。
関連記事⇒クレカのリボ払いが払えなかったらどうなる?利用停止から一括請求になる最悪の事態も解説
【まとめ】リボ払いの残高は携帯電話の審査には影響しないが…
クレジットカード会社にリボ払いの残高があっても、携帯電話の分割払い審査に影響することはほぼないでしょう。
とは言っても、リボ払いの残高があるということで不安を感じているのであれば、一括返済など早めに残高をゼロにすることが大切です。
リボ残高を返済できる見通しがあればいいのですが、
- 手数料が高くリボ残高がなかなか減っていない
- いつになったら返済が終わるのか分からない
- リボ払いをし過ぎてリボ残高が増え続けている
もし、このような状況であれば今すぐ返済のたに対策が必要です。
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「リボ払いでちゃんと支払いしていたのにどうして?」って思いますよね。
実はこんな感じで、「クレジットカードの限度額=リボ払い可能枠」でないクレジットカードも存在します。
【ショッピング枠とリボ可能枠が違う例】
こんなクレジットカードでリボ払い可能枠を超えてしまうと、一括請求になってしまうんです。
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デメリットも分かるので、リスクを知ってから検討するのもありですよ。