エポスカードはリボ払いにすると残高がなかなか減らず、高い手数料を長期間に渡って払い続けるなど気をつけるべきところがあります。
エポスカードの公式サイトには「リボ残高が10万円までなら月々4,000円の支払い」だという説明があります。
「10万円をリボ払いにすれば、月の支払いが4,000円で済むのであれば助かる」という印象を抱きますよね?
しかし、10万円のリボ残高を0にするまで、何ヶ月かかって、その間にいくらの手数料を支払うか分かりますか?
試算してみた結果は「31ヶ月(2年7ヶ月)。手数料は20,634円」です。
月の支払いは減ったとしても、支払い期間は長いし手数料も高いですよね?なぜ、このようなことになるのでしょうか?
エポスカードをリボ払いにする前に仕組みをしっかりと理解できるように解説します。
この記事をお読みいただく上での確認事項
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目次
エポスカードをリボ払いにしたらの毎月の支払額いくらになる?
エポスカードはリボ払いにすると毎月の支払額は一定になります。支払額も残高次第ですがあなたが決めることができます。例えば、リボ払いの利用額(残高)が3万円以内であれば月々1,000円の支払いも可能です。
エポスカードではあなたの都合に合わせて支払いコースを選ぶことができます。
- 標準コース(残高スライド)⇒月々3,000円~
- 長期コース(残高スライド)⇒月々1,000円~
- 定額コース⇒5,000円~
残高スライドと言うのは、残高が増えていけば最低の支払額が変わっていく仕組みです。
もし、あなたが標準コースの支払いを選択したとします。残高が50,000円以内のうちは月々3,000円ずつ支払いで大丈夫です。しかし、リボ払いを繰り返して残高が50,000円を超えると、5,000円の支払いになってしまいます。
このように残高が増えると支払い金額が上がっていくことを残高スライドと呼んでいます。
定額コースはさらに危険!
一方で、エポスカードには残高増えても支払い金額が変わらない定額コースがあります。最低の支払い額は5,000円になっています。定額コースはエポスカードのリボ払い残高を把握しておかないと非常に危ないです。
例えば、月々の支払いが5,000円のままで残高が30万円に膨れ上がるとリボ残高が無くなるまでに10年近くかかります。
試しにエポスカードの支払い方式で計算してみると…
- 返済までの支払い回数 112回
- 手数料総額 257,868円
- 元金と手数料合計 557,868円
も支払うことになるんです。
もちろん、これは残高が30万円になりその後一切リボ払いは利用しない、返済(リボ残高を減らすこと)だけにしたときの結果です。返済している間にまたリボ払いをして残高を増やしてしまえば、永遠に支払いは終わらない可能性だってあります。
エポスカードは支払い額をあなたの都合に応じてある程度自由に決めることができます。その反面、支払い方式や支払い額の内訳を知らないままリボ払いを繰り返してしまうと、支払いが長期化し、手数料の支払いだけでリボ残高(元金)がほとんど減っていないということになります。
このようになってしまう理由を次の項目で詳しく解説します。
エポスカードの支払いをリボ払いにすると残高が減らない理由は?
毎月決まった額を返済しているのに、なかなか残高が減らない理由は、エポスカードのリボルビングの支払いが「元利定額」になっているからです。
元利定額の特徴はリボ残高が多いと手数料を支払う割合が大きく、リボ残高そのものが減っていきません。なので、「リボ払いにした後数ヶ月は毎月支払いをしているのに、残高がなかなか減っていないな」と感じることが多いです。
エポスカードの支払い方式である「元利定額リボルビング方式」は、毎月指定した一定額の中から手数料(利息)を払い、残りをリボ残高(元金)の返済に充てる支払い方です。リボ払い残高に応じて元金と手数料の割合は変わりますが、支払額は毎月一定になります。

元利定額リボルビング方式で注意すべきなのは、リボ払い残高やあなたが毎月指定した金額次第では、手数料の割合が大きなってしまうことです。そのため、元金の減り方が鈍くなり返済が長期化する恐れがあります。
残高が少なく支払う金額が多ければ、短い期間で返済は終わります。逆に、残高が多く支払う金額が少ないと、支払いが長期化し、手数料も増えてしまいます。
【例】リボ残高10万円を返済完了するまでを比較すると
毎月5,000円支払い | 毎月10,000円支払い | |
返済回数 | 24回 | 11回 |
手数料 | 15,782円 | 7,497円 |
支払い総額 | 115,782円 | 107,497円 |
※エポスカードの手数料率15%(年率)
(試算結果は参考値)
「月々支払いが5,000円でリボ残高が30万円になるとリボ残高が無くなるまでに10年近くかかる」ことを前の項目で説明しました。
- 返済までの支払い回数 112回
- 手数料総額 257,868円
- 元金と手数料合計 557,868円
これは極端な例ですが、月々の支払い額とリボ残高次第では、リボ払いを利用した金額と同じくらい手数料を支払ってしまう可能性があるということです。これが元利定額リボルビング方式を採用しているエポスカードのリボ払いで注意が必要なところです。
大事なのは月々の支払いの中で「残高の返済と手数料をいくらずつ払っている」と言う内訳をしっかり把握することです。そうしないと手数料ばかり払っていて、残高はぜんぜん減っていなかったということもありえます。
エポスカードのリボ払い返済額の内訳の計算方法
- 手数料=前月の残高×15%÷12
- 元金=月の支払額-手数料
15%を12で割っているのは、月単位の手数料に合わせるためです。正確には30日の月と31日の月があるため、手数料は月によって若干異なります。
【例】前月の残高が50,000円で月の支払額5,000円の場合
- 手数料 50,000円×15%÷12=625円
- 元金 5,000円ー625円=4,375円
参考記事⇒リボ払いで元金が減らないのは元利定額と元金定額どっち?残高スライド方式も一緒に解説!
5万円をエポスカードで一度だけリボ払いにしたら?【シミュレーション】
「エポスカードでリボ払いで気をつけるべきことは分かった。ただどうしてもリボ払いしないと支払いが厳しい…」という気持ちはよくわかります。一度くらいだったらリボ払いにしてこのピンチを乗り切れるでしょう。
例えば、エポスカードをショッピングで5万円利用し、全額をリボ払いにすると手数料や支払い期間はいつまで続くのでしょうか?毎月の支払いは5,000円で試算してみましょう。
回数 | 支払い金額 | 元金 | 手数料 | リボ残高 |
1 | 5,000 | 4,375 | 625 | 45,625 |
2 | 5,000 | 4,430 | 570 | 41,195 |
3 | 5,000 | 4,486 | 514 | 36,709 |
4 | 5,000 | 4,542 | 458 | 32,167 |
5 | 5,000 | 4,598 | 402 | 27,569 |
6 | 5,000 | 4,656 | 344 | 22,913 |
7 | 5,000 | 4,714 | 286 | 18,199 |
8 | 5,000 | 4,773 | 227 | 13,426 |
9 | 5,000 | 4,833 | 167 | 8,593 |
10 | 5,000 | 4,893 | 107 | 3,700 |
11 | 3,746 | 3,700 | 46 | 0 |
合計 | 53,746 | 50,000 | 3,746 |
※参考値です
返済回数は11回、手数料の合計は3,746円になりました。エポスカードは元利定額リボルビング方式なので、最初は手数料の割合が大きく、残高が減っていけば元金の支払いが終わることが分かると思います。
これだけであれば大したことないなという印象ではないでしょうか?しかし、このシミレーションはリボ払いを1度だけ利用して、リボ残高がゼロになるまで利用しない場合です。
関連記事⇒リボ払いがやばいのはなぜだ?経験者だから分かる本当の理由!
エポスカードのリボ払いを繰り返すとどうなる?
エポスカードは支払いをリボ払いにしましょう頻繁に勧めてきます。リボ払いにするとポイントが2倍になるから得だという印象を与えてきます。しかし、ポイントが2倍になろうとそれ以上に手数料の負担が大きいです。
毎月のようにリボ払いを繰り返し、残高が増え続けると永遠に手数料を支払い続けることになります。何度も繰り返しますが、5,000円の支払いコースで残高が30万円になったら、返済するまでに10年近くかかります。
なので、一度くらいいいだろう思ってリボ払いを利用してしまうのは、仕組みを十分に理解してからにしましょう。
関連記事⇒リボ払い残高が100万円になったときの利息がやばい!あなたは返済できますか?
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