でも、リボ払いがやばいって聞いたんだけど本当なの?
リボ払いにならないように使いたいな…
エポスカードは年会費無料なのに海外旅行傷害保険があったり、カフェやカラオケで割引できたり、持っているだけもすごくお得なクレジットカードです。
でも、エポスカードで気をつけて欲しいのは「リボ払い」。使い方によっては「やばい」と感じることがあるかもしれません。
そこで、この記事ではエポスカードのリボ払いについて、リボ払い研究家のオクムラが詳しく紹介します。

オクムラって誰?
クレカのリボ払いで、100万円の借金を作り地獄をみた経験を持つ。
「リボ払いで困る人を増やしたくない」と思い、リボ払いの盲点やワナをブログで発信している。ブログのアクセス数は月間1万pv以上。
リボ払いも借金減額診断の対象だと知って、恐る恐る試したことも…
≫オクムラが体験した【借金減額診断】の流れや相談内容はこちら
※当ブログは「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」の協力で運営をしています。
目次
エポスカードのリボ払いはやばいのか?|SNSで気になる声

最初に、エポスカードのリボ払いに対してどんな声があるのかSNSを確認してみました。SNSの声に耳を傾ければ、どんなことに気をつければいいのか分かりますよ。
エポスカードは積極的にリボ払いをすすめてくるからやばい!?
エポス唯一嫌いなところはリボを勧めるメールを毎回送ってくるところ
— ( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) (@tade_mrok) January 22, 2023
エポス、支払い後に勝手に以降をリボ払いに変更するシステムを平然と勧めてくるの怖すぎる
クレカ会社ってどこもこんな感じなのか?— might (@might14589807) December 26, 2022
エポスくん、通知でリボと分割払い勧めてくるのやめてクレメンス…散財した時にそれ見ると心が揺らぎそうになるんだわ
— モブ太郎 (@tebasaki_kueyo) July 16, 2022
1回払いで買い物した支払いを「○○日までにリボ払いに変更できますよ」など、1回払いをリボ払いへ変更してもらうとする案内が多いです。
リボ払いを利用する意思もないところに、リボ払いの利用を促す案内が来たら嫌ですよね。それに、何度も案内が来たら、「今回は変更しようかな」なんて思ってしまう可能性もありそうです。
うっかりリボ払いにしてしまいそうな仕組みがあるからやばい!?
ポイント纏めた方が使い勝手いいから、纏められるならなるべくまとめた方がいいと思うけど、エポスのETC、VISAなら年会費かからんしいいんじゃない
勝手にはならないけど、申し込む時チェック1つで簡単にリボにできる可能性あるからそこはよく読んで申し込んで
というか勝手に系8割これだと思う— 米なす🍆もちゃん (@sakura_m0) October 29, 2022
カードの請求見てたら設定した覚えの無いリボ払いになってて、慌てて変更するためにカード番号を見に行ったんだけどさ、、たとえば勝手にリボにはなってないとしてもさ、無意識にその設定をしてしまってる仕組みが怖いんですが、、、エポス
— ウサギ袋 (@usunabar) May 9, 2022
エポスのアプリは「ついうっかり」リボ変更ボタン押しちゃう仕様になってるのが腹立つね pic.twitter.com/BZYKsSUTcg
— むね🦙あつ@毎週木曜ヤクルトの保冷ボックス (@mune_A2) May 3, 2022
エポスカードは申し込みをするとき、「自動リボ払い(いつでもリボ)に登録するかしないか」を選らばなければなりません。

また、エポスカードを手にした後も、アプリには「リボ払いにしてしまいそうなボタン」が装備されています。
エポスカードの自動リボ払いについては、「エポスカードのいつでもリボにデメリットはある?利用上の注意点と対策」で詳しく説明していますよ。

リボ払い残高がなかなか減らないからやばい!?
エポス払っても払っても残金減らんしだるい、リボうぜーな
— 悲劇のヒロイン症候群 (@19__memories) December 28, 2022
一度リボ払いにしてしまうと、リボ残高がなかなか減らずにいつまで経っても、返済を続けてしまう恐れがあります。
どんな返済方式なのかはあとで詳しく説明します。でも、すぐに知りたいときは「使い方次第では残高がなかなか減らない」をタップしてください。
エポスカードのリボ払いの仕組み|初期設定はどうなっている?
リボ払いの種類
エポスカードのリボ払いには3つの種類があります。
ショッピングリボ払い | レジなどで支払いをするときに「リボ払い」を指定する方法 |
あとからリボ変更 | 1回・2回・ボーナス一括払に指定た利用金額をリボ払いに変更する方法。 エポスNet(会員サイト)や電話で期限内に手続きが必要。 |
いつでもリボ | 1回払いがすべてリボ払いに変更になる方法。 カード申し込み時やエポスNetで登録が必要。 |
毎月の支払い額
エポスカードはリボ払いにすると毎月の支払額は一定になります。毎月の支払額は支払いコースとリボ残高により決まります。
支払いコースは次の3種類。
- 標準コース(残高スライド)⇒月々3,000円~
- 長期コース(残高スライド)⇒月々1,000円~
- 定額コース⇒5,000円~
支払いコースの初期設定は、標準コースになっています。長期コースは毎月の支払い額は少なく楽ですが、返済期間が長いので手数料が高くなります。
定額コースは、残高増えても支払い金額が変わらないコースです。最低の支払い額は5,000円で、最高で20万円まで指定できます。
残高スライドと言うのは、残高が増えていけば最低の支払額が変わっていく仕組みです。
例えば、標準コースの支払いのとき
残高 | 月々の支払い額 |
5万円以下 | 3,000円 |
5万円超~10万円以下 | 5,000円 |
~~~ | ~~~ |
30万円超~40万円以下 | 18,000円 |
40万円超~50万円以下 | 20,000円 |
このように残高が増えると支払い金額が上がっていくことを残高スライドと呼んでいます。
手数料
エポスカードのリボ払いの手数料は、リボ残高に対して年率15%です。「実際の手数料がいくらになるのか?」は、エポスNetでもシミュレーションできます。
例えば、エポスカードをショッピングで5万円利用し、標準コースで全額をリボ払いにすると手数料や支払い期間は次のようになります。
手数料 | 6,374円 |
支払い回数 | 19回(1年7カ月) |
ちなみに、標準コースで5万円以下の場合、毎月の支払い額は3,000円です。
どんな印象ですか?

初期設定でリボになっている?
結論、エポスカードは初期設定でリボになっている可能性は非常に少ないといえるでしょう。理由は、エポスカードの規約です。
会員にはご利用の都度、以下のリボルビング払い、分割払い、1回払い、2回払い、またはボーナス一括払いのいずれかをご指定いただきます。ただし、一部の加盟店では本条の支払方法・取扱期間が一部制限される場合があります。なお、お支払方法のご指定がない場合には1回払いとなります。
これを読む限りでは、リボ払いにするには自分自身で指定しなければならないようです。
また、カード申し込みのときに最初からいつでもリボにチェックが入っていて、不要な場合は自分でチェックを外さなければならないということもないでしょう。
実際に、僕が申し込みをしたときは、こんな感じになっていました。
画像出典:エポスカード
申し込み画面ではどちらにもチェックは入っていませんでした。
ちなみに、チェックは必須なので、いつでもリボが不要な場合は「登録しない」にチェックを入れてください。
慌てて申し込みをすると、間違って登録するにチェックをしてしまう可能性がないとも言えません。

エポスカードのリボ払いはここに注意しよう|使い方次第では【やばい】
使い方次第では残高がなかなか減らない
毎月決まった額を返済しているのに、なかなか残高が減らない理由は、エポスカードのリボルビングの支払いが「元利定額」になっているからです。

リボ払い残高に応じて元金と手数料の割合は変わりますが、支払額は毎月一定額になるのが特徴です。
なので、「毎月返済しているのに、残高がなかなか減っていかない」と感じる人が多いです。
元金よりも手数料がの方が多くなる場合も
さらに、元利定額リボルビング方式で注意すべきなのは、リボ払い残高や毎月の支払い額額次第では、手数料の割合が大きなってしまうことです。
例えば、5,000円定額コースでリボ残高が30万円になったら?
回数 | 元金部分 | 手数料 | 残高 |
1 | 1,251円 | 3,749円 | 298,749円 |
2 | 1,266円 | 3,734円 | 297,483円 |
3 | 1,282円 | 3,718円 | 296,201円 |
~~~ | ~~~ | ~~~ | ~~~ |
極端な例かもしれませんが、こんなこともあり得ます。
ちなみに、定額コースで月払額5,000円コースの利用可能枠は、分割とボーナス払いを含めて30万円まで※ありますよ。
※エポスカード規約より
ちなみに、返済額を上げなかったり、繰り上げ返済をしなかったりすると、完済するまでに9年4ケ月かかります。手数料の合計は257,863円にもなってしまいます。

大事なのは月々の支払いの中で「残高の返済と手数料をいくらずつ払っている」と言う内訳をしっかり把握することです。
そうしないと手数料ばかり払っていて、残高はぜんぜん減っていなかったということもありえます。
【参考】エポスカードのリボ払い返済額の内訳の計算方法
- 手数料=前月の残高×15%÷12
- 元金=月の支払額-手数料
15%を12で割っているのは、月単位の手数料に合わせるためです。正確には30日の月と31日の月があるため、手数料は月によって若干異なります。
【例】前月の残高が50,000円で月の支払額5,000円の場合
- 手数料 50,000円×15%÷12=625円
- 元金 5,000円ー625円=4,375円
エポスカードでリボ払いにしたくないときは?|対策すれば安心して使える
申し込み時にいつでもリボに登録しない
エポスカードを申し込みするとき、「いつでもリボに登録するかしないか?」の選択は必須項目です。
不要なときは、登録しないチェックをして、カードの申し込みを続けてください。
リボ払いへの変更を促す案内は断る
エポスカードを利用すると、「いついつまでにリボ払いへ変更可能ですよ」とメールでお知らせが来ることがあります。また、リボ払いの案内電話がかかってくることも。
リボ払いを利用する意思はなくても、「リボ払い利用」の案内を目にする機会は多いです。必要なければ、
- 「案内には目を向けない」
- 「電話があってもははっきりと断る」
ようにしましょう。
まとめ:エポスカードのリボ払いへの理解が重要
エポスカードのリボ払いは使い方次第ではやばいです。
「リボ払いを使い過ぎて残高が貯まっているのに、返済額が少なかったり」、「支払い額が少なくて済むから便利だと思っていたり」すると危険です。
でも、エポスカードのリボ払いの仕組み知れば、仮にリボ払いを利用しても、危険な状態になる可能性は非常に少ないでしょう。
リボ払いに気をつけて、エポスカードの特典を役立ててください。

僕も何度か利用したことがあるので、気になったら「僕が体験した【借金減額診断】の流れや相談内容を解説|本当に無料だった?」を読んでみてください。


リボ払いで払っていても、クレジットカード会社から一括請求されることがあります。
というのは、リボ払いの利用枠を超えてしまうと、超えた分は1回払いでの支払いになるからです。
実は、僕が工場で働いていたときの仲間だったDさんは、リボ払いの利用枠を超えてしまって、23万円の一括請求が来ました。
すでに、消費者金融からもお金を借りて、リボ払いを返済していたため、これ以上お金を借りられませんでした。
困り果てたDさんは…