以前は「5,000円相当のPayPayボーナスプレゼント」新規登録キャンペーンをやっていたし、PayPayカードってまるごとフラットリボの登録に積極的な印象があるんだけど。
まるごとフラットリボの新規登録キャンペーンは2022年8月末に終了しましたが、PayPayカードでは便利なサービスとしてまるごとフラットリボをおすすめしています。
まるごとフラットリボとはいったいどんなサービスなのでしょうか?リボ払いを研究しているオクムラが仕組みやデメリットをまとめたので参考にしてください。
リボ払いで100万円の借金を作り地獄をみた経験を持つ。「リボ払いで困る人を増やしたくない」と思いリボ払いの盲点やワナを日々研究している。リサーチしたクレカは100種類以上。ちなみに、リボ払いはすべて完済済み。
※当ブログは「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」の協力で運営をしています。
目次
そもそも「まるごとフラットリボ」の仕組みは?
「まるごとフラットリボ」はPayPayカード独自名称なので、初めて聞いたときは「新たなサービスが始まった?」と思うかもしれませんね。そもそそも、まるごとフラットリボの仕組みなのでしょうか。
カード会社独自のリボ払いの名称については、【一覧】カード会社の独自のリボ払いの呼び方や別名|隠れリボかも?の記事があるので興味があればぜひ。
まるごとフラットリボとは?
まるごとフラットリボとは自動リボサービスのことです。PayPayカードを使って1回払いで買い物をしても、カード会社側でリボ払いに変更してくれます。
PayPayカードではほかにも「これだけスキップリボ」というサービスもあります。こちらは、あとから自分で支払い金額の一部をリボ払いに変更できるサービスです。
まるごとフラットリボの手数料
一括払いであれば手数料はかかりません。しかし、リボ払いにすると利用額に対して手数料が発生してしまいます。
例えば、2021年7月に洋服やご飯代など合わせて15,000円カードで支払いをしたと想定します。
リボ払いで毎月5,000円の支払い設定しているとき、3回で支払いが終わりますが、手数料は合計で450円かかります。
450円くらいだったら大したことないと思いがちですが、カードの利用頻度次第では大きな額になるためあまく考えない方が良いです。
PayPayカードの手数料やリボ払いついてはPayPayカードは勝手にリボ払いになる?確認方法や手数料も解説でも詳しく解説しています。
まるごとフラットリボの最低支払額や金額設定
まるごとフラットリボでは、毎月の支払い金額は利用残高が20万円以下の場合、3,000円から設定できます。つまり、最低の支払額は3,000円プラス手数料で済んでしまうのです。
「リボ・キャッシング」⇒「リボお支払いコースの変更」へと進みます。最低支払い額のままにしておくと、PayPayカードを使い過ぎたとき手数料の負担も増えるし、返済期間も長くなるので気をつけましょう。
PayPayカードにはあとリボとして「これだけスキップリボ」があります。詳しくはこれだけスキップリボのデメリットとは?【使い過ぎには注意】で。

まるごとフラットリボのデメリットは?
PayPayカードでは「賢く使おう!便利なサービス」としてまるごとフラットリボを案内しています。
画像出典:PayPayカード会員サイト
案内は会員サイトのトップメニューにあるのですぐに分かります。ただ、デメリットがあるのか気になりますよね?
まるごとフラットリボは手数料は安くない
ショッピングリボ払いの手数料は実質年率15%が多いですが、まるごとフラットリボは実質年率18%あります。15%だって安くないのに、それ以上にあります。PayPayカードの利用額が小さければ大きな負担には感じません。
でも、まるごとフラットリボに登録し支払いが楽だからと、無計画に利用すると後から大変です。利用額が大きくなればなるほど手数料の負担は大きくなります。
まるごとフラットリボに登録しているときは毎月の利用額を考えながらPayPayカードを使うようにしましょう。
会員サイトでまるごとフラットリボに登録するときの案内が説明不足
PayPayカードの会員サイトを見てて思ったのですが、まるごとフラットリボに登録するとき、手数料は何パーセントあると具体的な数値で説明されていません。
「ご注意」という項目に
※リボ払いをご利用いただくと、リボ払いの手数料(包括信用購入あつせんの手数料)がかかります。初回ご請求より手数料が発生します。
出典:PayPayカード会員サイト
と案内があるだけです。次の確認画面でも出てきません。
ちなみに、手数料の案内はPayPayカード公式サイトメニュー「ご利用について」のリボ払いところにありました。会員サイト内にはどこにも手数料の数値がなかったので、公式サイトまで戻りました。

そもそも、なぜリボ払いがやばいのでしょうか?その真実は、『リボ払いがやばいのはなぜ?経験者にしか分からない本当の理由』で分かりますよ。

まるごとフラットリボキャンペーンで注意すべきこと【参考】
- キャンペーンにエントリーする
- まるごとフラットリボに新規登録する
- 登録後翌月末までにPayPayカードを3回以上利用する
すでに終わっていますが、今後同様のキャンペーンが行われたとき、参考となるように説明を残しておきたいと思います。
まるごとフラットリボキャンペーンで注意すべきこと次の4つです。
- 支払い方法がすべてリボ払いになってしまう
- 手数料の計算は必須
- 特典付与までまるごとフラットを解除できない
- 特典をもらったあと、まるごとフラットリボを解除を忘れない
それぞれを解説していきます。
①支払い方法がすべてリボ払いになってしまう
まるごとフラットリボは、「一括払い」と言って買い物で利用しても自動的にリボ払いになる仕組みになっています。
いわゆる「自動リボ」というものです。自動リボは多くのカード会社が取り入れているため、珍しくはありません。
一見便利なようですが、見えないところでリボ残高が増えていきます。気付いたときには何十万という額になっている場合もあります。
だから、自動リボ払いの仕組みをよく理解して、「まるごとフラットリボ」に登録する必要があります。
自動リボ払いの詳しい仕組みについては、楽天カードの自動リボ払いって何が怖いの?を読んでください。他社のカードですが基本的な仕組みは同じなので参考になりますよ。

②手数料の計算は必須
すでに説明しましたが、PayPayカードでは手数料が実質年率18%かかります。PayPayボーナスをできるだけ多く受け取るためには、手数料の計算は必須です。

③特典付与までまるごとフラットリボを解除できない
条件を満たしてもPayPayボーナス5,000円分がもらえるまでに時間がかかります。特典が付与される時期は、まるごとフラットリボに登録してから3か月後の末ごろです。
例えば、2021年7月に登録をしたら、10月末が5,000円相当のPayPayボーナスをもらえるタイミングです。
キャンペーンの特典を得る目的のためにまるごとフラットリボに登録したとしても、解除を忘れてしまうこともあります。
「知らないまま勝手にリボ払いになっていた」というカードの口コミがあります。実はキャンペーンに登録するときに設定した可能性が高いです。

まとめ
PayPayカードの積極的なキャンペーンもありまるごとフラットリボの存在を知った方も多いのではないでしょうか。2022年8月末で新規登録キャンペーンは終了してしまいましたが、今後も「まるごとフラットリボ」の案内は続いていくと思います。
もし、利用するときは手数料や支払金額をよく確認して、残高が増えすぎて困らないようにしてください。また、キャンペーン目的でまるごとフラットリボに登録した方は、特典をもらったあと解除するのことを忘れないでください。
また、新しいキャンペーンが始まったら、このブログで詳しく取り上げる予定です。

「気になるけど怪しい」と思っている人も多いんですよね。良かったら『僕が体験した【借金減額診断】の流れや相談内容を解説|本当に無料だった?』を参考にしてください。
読んだあとで、「やるか?やらないか?」を決めるものありかと思います。

「リボ払いでちゃんと支払いしていたのにどうして?」って思いますよね。
実はこんな感じで、「クレジットカードの限度額=リボ払い可能枠」でないクレジットカードも存在します。
【ショッピング枠とリボ可能枠が違う例】
こんなクレジットカードでリボ払い可能枠を超えてしまうと、一括請求になってしまうんです。
もし、一括で支払いできないと、クレジットカード会社から督促が来たり、給与が差し押さえられたり最悪のケースも考えられます。
でも、ある救済の仕組みを使えば、一括請求を回避できる可能性があります。しかも、利息がなくなり、トータルの返済額が減ることもあるんです。
その具体的な方法がこちら
≫リボ払いを救済制度で減額した体験談【利息25万円をカットできた】
デメリットも分かるので、リスクを知ってから検討するのもありですよ。