カード会社のリボ払い解説

ニコスカードは勝手にリボ払いになるの?【入会時の案内をよく確認】

ニコスカードリボ払い
VIASOカードってかわいいデザインがあって1枚は欲しい。
でも、リボ払いのことが気になる。
本当に勝手になるのかな…?

ニコスカードには、いろんな種類がありますが、VIASOカードもニコスカードの一つです。だから、リボ払いはニコスカードの仕組みが採用されます。

もし、勝手にリボ払いになったら怖いですよね。そこで、ニコスカードのリボ払いについて調べてみました。

オクムラ
オクムラ
規約にもしっかりと目を通していますよ。
オクムラって誰?

リボ払いで100万円の借金を作り地獄をみた経験を持つ。「リボ払いで困る人を増やしたくない」と思いリボ払いの盲点やワナを日々研究している。リサーチしたクレカは100種類以上。ちなみに、リボ払いはすべて完済済み。

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ニコスカードは勝手にリボ払いになるの?

ニコスカードのリボ払いが勝手になるのでしょうか?SNSの声をチェックしてみました。

SNSの声


確かに、「勝手にリボ払いになっていた」という声がありますね。では、ニコスカードの規約はどうなっているのでしょうか?

ニコスカードの規約でリボ払いの部分をチェック

ニコスカードの規約を読んでみると、リボ払いへ支払い方式を変更するためには、次のように書いてありました。

第61条(指定された支払方式の変更)

本人会員は、当社所定の日までに当社所定の方法で申し出て、当社の承諾を得ることにより、その支払方式を以下の表の変更後欄に〇印が付された支払方式に変更しまたは記載された内容の変更をすることができます。

出典:ニコスカード会員規約

ニコスカードでは、

  • 1回払い
  • 2回払い
  • 分割払い
  • ボーナス1回払い

をリボ払いへ変更できます。

変更の流れは、

  1. 会員からの変更手続き
  2. ニコスカード側が変更を認める

と規約では読み取れます。

オクムラ
オクムラ
つまり、ニコスカード側が勝手に変更することはないといえそうですね。

自動リボ払いはどうなっている?

次に、ニコスカードの自動リボ払い「楽Pay」の規約がどうなっているかを調べてみました。

第4条(楽Payサービスへの登録等)

1.本人会員(本人会員となろうとする者を含みます。)は、当社所定の時期方法により申し込み、当社が承諾することにより、特約本人会員となることができます。

2.当社が前項の申込を承諾したときには、当社は、当該申込者につき楽Pay登録を行うものとします。

出典:ニコスカード会員規約

楽Payに関しても

  1. 会員からの登録申し込み
  2. ニコスカード側が変更を認める

という流れになっており、会員からアクションを起こさない限り、自動リボ払いになることはないといえるでしょう。

ただし、リボ払いのことをよく知らずに申し込みをして、しばらく経ってから「リボ払いに気づく」可能性はあります。

その要因を次の項目で解説します。

ニコスカードをリボ払いにしてしまいそうな要因

ニコスカードは、オンライン入会時やキャンペーンなどで、リボ払いの案内をしています。リボ払いを利用するつもりがなくても、一度はリボ払いのことを検討しなければなりません。

オンライン入会で自動リボ払いを2度勧められる

オンラインでカードの入会手続きを進めていくと、登録型リボ「楽Pay(らくペイ)」の指定金額を入力するところができてきます。

登録すれば、もれなく2,000円キャッシュバックとお得なこともアピールしていいます。

もちろん、楽Payの仕組みをよく知ってお得だと思えば、登録しても構いません。しかし、楽Payのことをよく知らずに、2,000円キャッシュバックに目が行って、登録してしまう可能性もあるでしょう。

さらに、「楽Payに登録しない」を選択すると、こんなメッセージが表示されます。

さらに、登録を促してきます。

楽Payについては、楽Payのメリットやデメリットを確認!「罠」とはいったい何?で解説しています。

楽Payメリットデメリット
楽Payのメリットやデメリットを確認!「罠」とはいったい何? 「楽Pay」は三菱UFJニコス系のクレジットカードで採用されている「リボ払い」の呼び方です。会社独自の名称なので何か特別な違いが...

「楽Pay」がすぐに自動リボ払いだと気づかない場合も…

楽Payは自動的にリボ払いです。ニコスカード側でも、自動的にリボ払いなることは説明していますが、「なにか特別な支払い方法では?」と勘違いしてしまうかもしれません。

ちなみに、楽Payのように自動リボ払いに会社独自の名称をつけているクレジットカードはいくつか存在します。詳しくは、カード会社の独自のリボ払いの呼び方や別名を一覧にしてみたで解説しています。

リボ払い別名名称一覧
カード会社の独自のリボ払いの呼び方や別名を一覧にしてみた独自の名称や別名が付いているリボ払いを一覧にしました。知らないまま自動リボ払いになっていかを確かめるリストも参考にしてください。...

入会後もリボ払いの案内の案内がある

申し込み時に楽Payに登録しなくても、リボ払いの案内をしてくる場合があります。


このように、リボ払いを使う意思がなくても、リボ払いを積極的に勧めてきます。

ニコスカードリボ払いの仕組み|種類・毎月の支払い額・手数料

リボ払いの種類

ニコスカードには、

  1. 登録型リボ「楽Pay」⇒自動リボ払い
  2. お買い物時に!リボ払い⇒会計時にリボ払いを指定
  3. お買い物の後に!お支払い回数変更サービス⇒あとからリボ払い

これら3種類があります。

気になるのは、③の「お支払い回数変更サービス」ではないでしょうか?

リボ払いは、支払い金額の変更をして、1回あたりの支払く額を抑える側面があります。だから、「回数変更?」と疑問を抱いてしまいそうです。

ニコスカードの案内を詳しく見てみると、1回払いを

  • リボ払い
  • 分割払い(3回以上)
  • あといち(据え置き1回払い)

に変更できる仕組みでした。

つまり、お支払い回数サービスを使って、リボ払いを選択すれば、「あとからリボ払い」になるわけです。

毎月の支払い額

ニコスカードでリボ払いにすると、毎月の支払い額は、

5,000円から5,000円単位(最高10万円)

でリボ支払いコースを設定できます。

元金定額なので、実際の支払い額は「5,000円+手数料」(5,000円コースの場合)です。

リボ払い元金定額で5,000円+手数料を支払うイメージ

元金定額の特徴は、リボ残高から毎月設定した金額が減っていくことです。

例えば、5,000円コースだったら、毎月5,000円ずつリボ残高が減っていきます。追加でリボ払いを利用しない限りですが…

なので、手数料ばかり支払って、リボ残高がなかなか減っていかないということがありません。

ただし、リボ払いを利用した金額が大きければ大きいほど、手数料の負担が大きくなります。

オクムラ
オクムラ
5,000円コースで残高が10万円のときは、1,250円の手数料です。

でも、残高が20万円になると2,500円の手数料ですよ。

手数料

ニコスカードのリボ払い手数料率は、実質年率15%です。

基本的には、毎月27日のリボ残高に対して1日ごとにかかっていきます。そして、1ヶ月まとめて支払う流れです。

例えば、5月27日時点の残高が40,000円の場合

40,000円×15%÷365日×31日=509円

509円が手数料になります。

15%を365日で割っているのは、1日あたりにするためです。

1ヶ月の日数は28日、30日、31日と月の日数によって異なります。

ニコスカードは毎月27日が支払い日なるので、

5,000円+509円⇒5,509円

が6月27日の支払い額です。

手数料の計算は、ニコスカードで行ってくれますが、手数料が計算されるイメージをつかんでいただけたらと思います。

まとめ:ニコスカードにリボの誘いには気をつけよう

ニコスカードは、入会時にキャンペーンを絡めてリボ払いの案内があります。また、利用しないと選択しても、再度利用を促すメッセージが表示されます。リボ払いの利用にかなり積極的な印象です。

さらに、登録型リボ払いも「楽Pay」という名称です。冷静に説明を読まないとリボ払いだと気づかない人がいるかもしれません。

ニコスカードのVIASOカードなどに申し込みをするときは、リボ払いの案内に注意してください。

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【ご注意】 当記事では細心の注意を払って情報を提供しておりますが、一部誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。 当方ではそうした誤りなどについて一切責任を負いかねますので、十分ご理解ご承諾の上、ご自身の判断と責任でご利用下さい。