カード会社のリボ払い解説

楽天カードを一括払いからリボ払いへ変更する前に知るべき知識まとめ!手数料や返済額は?

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楽天カードのリボ払いの案内では「お支払いの調整」という言葉を使っています。「支払いが大変でしたら協力しますよ」と利用者に寄り添っているいるような感覚を持ってしまいますね。

この記事では楽天カードのリボ払いについてあなたに知ってい欲しい知識をまとめています。「お支払いの調整」をする前に役立てていただければ幸いです。

この記事をお読みいただく上での確認事項

  • この記事で例示している解決の結果は、借入条件・取引状況により個人差があります。必ず例示のような結果になるとは限りません。参考例として読んでいただければ幸いです。
  • 当サイトでは借金問題解決の第一歩として「借金無料減額診断」をお勧めしております。診断の結果、実際に借金を減額するための手続きには、弁護士や司法書士との面談が必要です。

リボ払いの返済…どうしよう?

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楽天カードのリボ払い基本知識

手数料・実質年率15%
・初月の返済から発生
支払い方式・元金定額リボルビング方式
・残高スライド
種類・自動リボ払い
・あとからリボ払い
支払日毎月27日(土日祝日の場合は翌営業日)
最小の支払い金額・残高~20万円まで⇒3,000円
・残高20万円超⇒4,000円
※残高が5万円増すごとに1,000円ずつ加算される
変更方法楽天e-NAVIで手続き

 

楽天カードの支払いをリボ払いへ変更⇒支払う額はいくらになるの?

楽天カードの支払いを一括払いからリボ払いへ変更した場合、毎月の支払額はどのようになるのでしょうか?

楽天カードでは「指定した一定額+手数料」が毎月支払う金額となります。

指定した一定額とは?

「指定した一定額」はすべて元金の返済に充てられます。元金とはリボ払いをした金額そのものです。例えば、ショッピング利用の5万円分をリボ払いにすれば、5万円が元金となります。

「指定した一定額」は毎月あなたが決めることができます。楽天カードでは1ヶ月最低3,000円で、1,000円単位で指定することができます。あなたが指定した支払い金額を楽天カードでは「リボ払い支払いコース金額」と呼んでいます。

あなたが毎月5,000円と指定すれば、毎月の支払い額は「5,000円+手数料」となります。

指定している支払い金額が小さければ、毎月の支払い金額は少なくて済みます。しかし、元金が減るのも少ないため、返済が長期化するし、多額の手数料を払い続ける必要があることを覚えておきましょう。

毎月の手数料はどうやって計算される?

楽天カードをリボ払いにしたときの手数料は「前月末のリボ残高×手数料率(実質年率15.00%)」となります。具体的に説明すると次のようになります。

【例】12月末のリボ残高が50,000円の場合⇒1月に支払う手数料は?

50,000円×15%÷12=625円

1月に支払いをする手数料は625円になります。15%を12で割っているのは月単位の手数料率にするためです。「手数料を年率から1ヶ月単位(15%÷12)」にしたりするのは面倒だしわかりづらいですよね?

とは言ってもこの考えかたは覚えておいた方がいいです。リボ払いの手数料だけでなく、銀行などからお金を借りるときの利子は基本的に年率で説明されます。ところが返済は月単位になるため利率も月単位にして計算する必要があります。

参考記事リボ払いで元金が減らないのは元利定額と元金定額どっち?残高スライド方式も一緒に解説!

5万円を楽天カードで一度だけリボ払いにしたら?【シミュレーション】

楽天カードを一括払いからリボ払いに変更すると、毎月の支払い額は「指定した一定額+手数料」で決まるということが分かったと思います。

ここではもっと具体的に「楽天カードのショッピング利用5万円分をリボ払い」にしたケースを考えてみましょう。普段は1万円くらいの支払いなのに、大きな買い物をしてしまい一括払いで払うのが厳しいときもあるでしょう。

想定したケースはこような感じです

  • リボ払いにする金額 50,000円
  • 指定した一定額 5,000円
  • 手数料 15%

これでシミレーションするとこのようになります。

回数支払い金額元金手数料支払い後残高
15,625円5,000円625円45,000円
25,562円5,000円562円40,000円
35,500円5,000円500円35,000円
45,437円5,000円437円30,000円
55,375円5,000円375円25,000円
65,312円5,000円312円20,000円
75,250円5,000円250円15,000円
85,187円5,000円187円10,000円
95,125円5,000円125円5,000円
105,062円5,000円62円0円

 

元金5,000円のシミレーション結果
  • 支払い回数 10回
  • 手数料総額 3,435円
  • 支払い総額 53,435円

ちなみに指定した一定額を1万円にすると

元金1万円のシミレーション結果
  • 支払い回数 5回
  • 手数料総額 1,875円
  • 支払い総額 51,875円

このように返済回数や手数料もグッと少なくなりますね。リボ払いを早く終わらせるコツは毎月支払う元金をできるだけ多くすることです。それからまとまった収入があれば一気に返済に充てることが大事です。

とは言っても、リボ残高があるうちにリボ払いを繰り返してしまう、一気に返そうと思ってもなかなかできないとなると非常にやばいことになります。リボ地獄へ落ちたと言ってもいいでしょう。

関連記事リボ払いがやばい6つの理由をリアルな体験をもとに語ります!

楽天カードのリボ払いを繰り返すとどうなる?

今月も支払いがピンチだらかリボ払いでいいか!」という気持ちでリボ払いを繰り返すのは、借金を完済していないのにまた借金をするのと同じことです。支払額はあまり変わらないが、残高がどんどん増え続けます。

楽天カードに限らずクレジットカードでリボ払いを繰り返すと、返済期間がいつになるのか分からないくらい長期化し、さらに手数料も莫大な金額になるでしょう。

楽天カードのリボ払い可能額は1万円から300万円(審査により利用可能枠が異なります)です。仮に100万円の利用可能があり、リボ払いを繰り返すうちに限度額までいってしまうと…

回数支払い金額元金手数料支払い後残高
132,500円20,000円12,500円980,000円
232,250円20,000円12,250円960,000円
332,000円20,000円12,000円940,000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4820,750円20,000円750円40,000円
4920,500円20,000円500円20,000円
5020,250円20,000円250円0円
残高100万円 元金2万円返済の場合
  • 支払い回数 50回
  • 手数料総額 318,750
  • 支払い総額 1,318,750円

返済が終わるのに5年近くかかり、最初の1年は手数料だけ1万円以上を毎月支払うことになってしまいます。もし残高が減ってしまって限度額が復活し、そこでまたリボ払いを利用してしまうとまた最初からやり直しです。

いや、ここまでいってしまうと返済は不可能になる可能性が非常に高いです。リボ払いは簡単にできてしまうため永遠に終わらない返済地獄になってしまってもおかしくはありません。

参考記事リボ払いはなぜ終わらない?泥沼に落ちる前に知るべきその理由!

楽天カードのリボ払いにするとき注意すべきこと!

楽天カードは利用者が多い分、リボ払いを利用している方も多いです。

楽天カードが2018年に発表した統計では「リボ払いの残高が4920億円、カード取扱高の26%」になっているんです。とは言っても、リボ払いをやっている人が多いから自分も大丈夫と考えるのは危険です。

最後に楽天カードのリボ払いで注意すべきことを3つにまとめました。

安易にできるイメージが強い!

楽天カード公式サイトのリボ払いの案内を見てみると、「お支払いの調整」、「毎月の支払いがほぼ一定」になるなど安心感を与えられ、「リボ払いは安心してできるんだな」という印象を持ってしまいます。

しかし、「お支払いの調整」とは言っても、利用額が割引になるわけではありません。年率15%もの手数料を支払いながら後から全部返さなきゃいけないんですよね。これは借金しているのとあまり変わりません。

支払いが一定というメリットの裏に隠されたデメリット

毎月の支払いがほぼ一定」というのも気になります。楽天カードを多く利用した月があったとしても、支払い額があまり変わらないのは楽かもしれません。しかし、その裏では支払い残高が増えているということを知っておく必要があります。

画像引用元:楽天カード公式

 

この表を見ると月々の支払いは「20,000+リボ手数料」になっていて、使いすぎても大丈夫だと思ってしまいます。

しかし、その裏ではリボ残高が増えているということを知っておく必要があります。ちなみにこの表のカードの使い方の場合、10月末の時点でリボ残高は「76,000円」になっています。

もちろん、このリボ残高にもきっちりと手数料がかかっています。

いつかリボ残高をまとめて返すことを前提に表を作っているのかもしれませんが、残高が増え続けていることを説明していないのは危険です。

シミレーションでは本当の危険性は見えてこない!

楽天カードのリボ払いの案内では月々の支払額、手数料などをシミレーションすることができます。

この記事でも5万円リボ払いにして5,000円ずつ返済するときの例を説明しましたが、どう思いましたか?おそらく「手数料なんて数百円だし大したことない」と感じたのではないでしょうか?しかしこれが危険なところです。

実はこのシミレーションには知っておくべき前提条件があります。その条件とは「リボ払いを一回だけ利用し、返済が終わるまで一切利用しない」ということです。条件通りにすればシミレーションと同じ結果になります。

しかし、返済が終わっていないのにまたリボ払いをしてしまったら、残高が増えて元に戻ってしまいます。リボ払いで一番危険なのは「一度だけで終わらず、何度も繰り返してしまう可能性がある」と言うことです。

残高があるのにリボ払いを繰り返してしまい返済が長期化する。完済できればいいけれど、返せなくなって自己破産や任意整理になってしまう可能性もあります。

だから、リボ払いのデメリットを知った上で利用する必要があります。

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1分で分かる減額診断・シミュレーターの流れ【図解・ダイジェスト版】

リボ払いでも減額診断できると聞いたけど、どうやってやるんだろう?

流れを知ってからやってみたいんだけど。

オクムラ
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減額診断・シミュレーターの流れが1分で分かるようにダイジェスト解説します。

弁護士(司法書士)事務所によって多少違いがありますが、減額診断・シミュレーターの流れはこんな感じです。

  1. 借金減額診断サービスにアクセス
  2. 診断に必要な質問に答える
  3. メールが届く
  4. 電話で相談

ちなみに、減額診断はいろんな弁護士(司法書士)事務所が行っています。YouTubeやインスタでもCMをよく見かけますよね。

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以上、ダイジェスト解説でした。

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