セゾンカードは2022年4月5日から2022年7月14日まで「リボ宣言」のキャンペーンを実施しています。特典は「もれなく3,000円キャッシュバック」です。ただし、リボ宣言は自動リボ払いになるので、キャンペーンを利用するときは注意する必要があります。
そこで、セゾンカードのリボ宣言キャンペーンを利用するときのデメリットをまとめました。キャンペーンに申し込みをする前に確認してみてください。
目次
セゾンカードで実施中のリボ宣言キャンペーンとは?
画像引用:セゾンカード
最初にセゾンカードのリボ宣言キャンペーンの概要をチェックしましょう。
概要
特典 | もれなく3,000円キャッシュバック |
条件 |
|
キャンペーン期間 | 2022年4月5日から2022年7月14日 |
リボ宣言の登録のタイミングは
- セゾンカードを新規申し込みするとき
- カードを受け取った後にネットの会員サイトや電話
などで手続き可能です。
対象カードの一例
一般カード |
など |
ゴールドカード |
|
プラチナカード |
など |
ビジネスカード | セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード など |
セゾンカードは一般カードからビジネスカードまで多くの種類があります。お持ちのセゾンカードが対象になっているかは公式サイトでチェックしてみてください。
セゾンカードのリボ宣言キャンペーンにデメリットはあるの?
リボ宣言に登録しキャンペーン期間中に5万円以上のカード利用なので複雑な手続きはないため利用しやすいです。しかし、リボ宣言を利用すると手数料がかかるなどデメリットもあります。
リボ宣言を利用するには手数料がかかる
リボ宣言は自動的にリボ払いになる支払い方法です。セゾンカードを使って会計をするとき「1回払い」を指定しても、カード会社がリボ払いへ変更します。
カードの利用の仕方次第では、特典の3,000円を上回ってしまうこともあるので注意が必要です。
キャンペーン条件の5万円を利用したときの手数料をシミュレーション
リボ宣言に登録するとき毎月の支払額(弁済金)を設定しなければなりません。毎月の支払額は長期コース・標準コースなどで違いがあります。ここでは標準コースで月々10,000円を例に手数料をシミュレーションします。
回数 | 毎月の支払額 (弁済金) | 元金部分 | 手数料 ※実質年率15% | 残高 |
1 | 10,000円 | 9,375円 | 625円 | 40,625円 |
2 | 10,000円 | 9,493円 | 507円 | 31,132円 |
3 | 10,000円 | 9,611円 | 389円 | 21,521円 |
4 | 10,000円 | 9,731円 | 269円 | 11,790円 |
5 | 10,000円 | 9,853円 | 147円 | 1,937円 |
6 | 1,961円 | 1,937円 | 24円 | 0 |
※カードの利用日や締め日、月の日数によって多少の違いはあります。参考値としてお考え下さい。
毎月の支払い額を1万円にすると手数料の合計は1,961円です。3,000円キャッシュバックがあっても、1,000円程度のプラスです。
セゾンカードが指定する日までリボ宣言を解除できない
3,000円キャッシュバック目的でリボ宣言に登録し、5万円の利用した後は、カードの利用は控える必要があるでしょう。なぜなら、条件を満たすためには、一定期間リボ宣言を続けなければならないからです。
リボ宣言を解除しないまま、セゾンカードの利用をすれば自動的にリボ払いになります。もちろん、手数料が発生します。
手数料をできるだけ抑えて3,000円キャッシュバックを受けたいときは、気を付けましょう。
その真実は、『リボ払いがやばいのはなぜ?経験者にしか分からない本当の理由』で分かりますよ。

セゾンカードのリボ宣言キャンペーンを利用するときの注意点
リボ宣言の仕組みをよく知る
キャンペーンに申し込みをするときは「リボ宣言」の仕組みをよく知ってからにしましょう。セゾンカードのキャンペーンの案内だけでは不十分かなと思える部分があります。
3,000円キャッシュバックと言っても手数料を考慮すれば、まるまる3,000円をゲットできるわけではないです。リボ宣言の仕組みについてはこちらの記事で解説しています。

リボ宣言の支払いコースはできるだけ高くする
リボ宣言を利用するときは支払いコース(毎月の支払い額)はできるだけ高くしましょう。高くすれば手数料の負担が少なくなります。
ちなみに、リボ宣言で一番安い支払い額は長期コースの3,000円です。しかし、キャンペーン目的で3,000円にするとキャッシュバック以上に手数料の負担をしなければなりません。
キャンペーンで50,000円を利用したとき「長期コース:3,000円」と「標準コース:10,000円」をシュミレーションすると以下のような結果になります。
コース (弁済金) | 支払い期間 | 手数料 ※実質年率15% | 返済総額 |
長期コース (3,000円) | 19ヶ月 (1年7ヶ月) | 6,409円 | 56,409円 |
標準コース (10,000円) | 6ヶ月 | 1,961円 | 51,961円 |
定額コース (45,000円) | 2ヶ月 | 695円 | 50,695円 |
※カードの利用日や締め日、月の日数によって多少の違いはあります。参考値としてお考え下さい。
毎月3,000円を支払うように設定すると合計で6,409円の手数料を支払うことになります。3,000円のキャッシュバックがあってもマイナスです。
手数料を最小限にして3,000円のキャッシュバックにするのであれば、定額コースにして月々支払い額を45,000円にすることです。そうすると表のように手数料は695円で済みます。

リボ宣言の解除忘れをしない
キャンペーンでリボ宣言を登録し、目的を達成したらリボ宣言を解除するようにしましょう。必要ないのにリボ宣言を続けてしまうと余計な手数料を支払うことになります。

まとめ
リボ宣言のキャンペーンはお得なように思えても、月々支払額の設定の仕方によっては損をしてしまう恐れもあります。実際に支払う手数料とキャッシュバックを考えてキャンペーンを利用するようにしましょう。
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「リボ払いでちゃんと支払いしていたのにどうして?」って思いますよね。
実はこんな感じで、「クレジットカードの限度額=リボ払い可能枠」でないクレジットカードも存在します。
【ショッピング枠とリボ可能枠が違う例】
こんなクレジットカードでリボ払い可能枠を超えてしまうと、一括請求になってしまうんです。
もし、一括で支払いできないと、クレジットカード会社から督促が来たり、給与が差し押さえられたり最悪のケースも考えられます。
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デメリットも分かるので、リスクを知ってから検討するのもありですよ。